ここは佐々木望さんのファンによるイベントレポートページです。

朗読劇舞台『永久保貴一の極めて怖い話 2024』

会場：浅草花劇場

【1部】『朗読劇 其の一』開場 11:30/開演 12:00

（朗読１）

山梨県甲州の心霊スポット『おいらん淵』から永久保先生が実際に体験した話で、望さんは永久保先生の役、語り手的な感じでした。朗読の後、永久保先生が下手（ステージ左側）に出てきて作品の解説や後日談等を、登壇の役者さん達と共にお話ししてくれました。雑誌編集部から提案された『おいらん淵』の取材、危険なので普通の状態なら絶対に断るはずなのに、酔った勢いでＯＫを出してしまったそうで、一緒に行った編集部の方が、現場で霊に遭遇して霊を連れて帰ってきてしまい、体調を崩したうえに、永久保先生自身も体調不良や身内の不幸が重なってしまったそう。またその時、霊障を体験した編集部の方達が会場後方にいらしていて、立ち上がって挨拶をしてました。お元気になられて良かったです。ちなみに2部にも『おいらん淵』は登場していました。

（朗読２）

『家CSホラーTV』から望さんは鞠治(きくじ)という子供の役でした。霊障を起こす霊の役だったので「おかあさん」「おなかすいた」を何度か言っただけでしたが、テレビ取材のスタッフ大勢を巻き込み、どんでん返しのある恐ろしいお話でした。

（望さん自身のお話）

*望さんは自身まったく霊感がないのか感じないんですよね、信じてはいるけと感じられない。

*一時期よく、都内の有名な霊感スポット（青山墓地のトンネル）を車で通る機会が多かったけど別に何も感じなかった。

*収録スタジオでよく「出る」と評判のあるスタジオがあって、若い頃で先輩方も多い中で、どこに座ろうか迷っていたら、ふと空いている椅子を見つけ「ここでいいや」と座った。ちょっと涼しい気がしたけれど「だから空いていたのかな？」とそのまま座っていたら、急に先輩に「ちょっと！そこ座っちゃダメだよ！知らないの？」と叱られた。どうやら"出る"席だったらしいけど、「そんなの教えて貰ってないし知らないよー！」と思った。

【2部】『朗読劇 其の二』開場 15:00/開演 15:30

（朗読１）

『幽霊団地』から岐阜の心霊スポット富加町の市営住宅の取材のお話。こちらも望さんは永久保先生役でした。建ててはいけない所に建物をたててしまっているから心霊現象（最上階なのに上階から人の足音がする。ドンドンとどこからか音がするなど）これが、編集さんが取り憑かれて死にかけたという大変なお話。それは心霊というより神様の祟り（神様でも良い神様ばかりではなく、荒ぶる神様、良くない神様もいる）なので、たちが悪いよとのお話でした。

（朗読２）

主人公が激安中古車を買ったが、実は事故車で、轢かれた人が霊となり助けを求めて出てきて…。（あら？望さん、何をやりましたっけ？）

【3部】『怪談浅草スペシャルナイト』開場 18:30/開演 19:00

《望さんの話1つ目》

望さんは子供の頃、おばあちゃんに預けられた時期があり、おばあちゃんに懐いていて、おばあちゃん子だった。おばあちゃんが地元で入院し、望さんはその頃、月曜から木曜まで仕事で、終わってから毎週末(！)新幹線で広島のおばあちゃんの入院する病院に駆けつける日々を送っていた。ある日、仕事が長引き遅くなってしまい、病院には行ったもののおばあちゃんに声を掛けることができず、「また来週来るから」と思いながら家に帰った。ある日、収録が遅くなってしまいやっとのことで（外から）家の留守電を聞いたら"亡くなった"との知らせで（あの当時は家の電話の留守番電話を公衆電話などで外から確認してたんですよーなど注釈あり）、「覚悟はしていたけれど、最後に声掛けられなかったなー」と思いながら家に帰った。望さんが家に帰って玄関を開けた時、当時の家が玄関から続く廊下を通ってリビングに行く間取りで、玄関からリビングを見たときに小さな人影が見えて、「おばあちゃんだ！」と思ったそう。でもまったく怖い気持ちは起きず、「おばあちゃんが来てくれた、近くに行くまでに消えちゃったら嫌だな、電気を付けたら消えてしまいそうだから付けないほうがいいな、、、」などぐるぐる考えながらリビングに向かうと…………そこにはスティック掃除機があったとさ。オチの場面でみんな爆笑。（笑いすぎて涙出た）永久保先生がガクッとなってたのもまた笑いを誘っていました。

《望さんの話２つ目》

望さんのレコーディングの話。夜中までかかって「これで完成」の所まできたのだけれど、スタッフが「おかしな声」が入っているのに気付いて、録り直しになった。が、その「おかしな声」も望さんは聴いてもわからなかった。（何の曲だったんでしょうね？？）

《望さんの話３つ目》

望さんが人から聞いた話。姉妹が別荘に遊びに行って、妹がベッドの上、姉が鏡台で髪を整えながら、二人で楽しく話をしていた時、姉が急に「鍵を閉め忘れたかもしれないから一緒に見に行こう」と妹の手を掴んで玄関の方へ行き、そのまま外に連れ出した。妹がどうしたのと聞くと、姉が「あなたはベッドの上にいたから気付かなかっただろうけど、ベッドの下に刃物を持った男の人がいた」と。霊なのか、生きている人間なのか、どちらにしても怖い…という話でした。（有名な都市伝説で色々なバージョンがあるらしい。）

《その他》

それぞれ、出演者が順番にお話をしていくのですが。途中、Yumiさんの怪談話のターンの時、オチを言う直前で客席のスマホの緊急地震速報が一斉に鳴って、会場全員がヒィッってなっていました。すぐに揺れは収まりましたが、念の為…と一旦演者は控室へ戻り約10分後にYumiさんのオチから再開となりました。

毎年目黒不動尊でしっかりご祈祷をしていただき、浅草寺にお参りに行き、更に出演者全員お守りを渡されているそうです。

今回の朗読の元になった永久保先生の作品「極めて怖い話」