ここは声優佐々木望さんのファンによるイベントレポートページです。
デビュー20周年記念ライブDVD発売記念
会場：東京：メッセサンオー秋葉原V別館２階
２００６年１２月９日（土）
１３：００〜
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当日は、整理番号順（11/25購入時に抽選）に会場へ。横８人縦１０列（ぐらい？）の狭めの会場でしたが、ちょっとドキドキで席につきます。前にはスクリーンと、教壇のようなものがあり、少し遅れてスタートしました。 全体の流れとしては、デビューから順番に望さんの２０年を振り返るトークが４０分程あり（直前に会場にアンケート用紙が配られ、それに答えていく形でした。年代順に並べられていたのかな？）、依織様のクリスマスメッセージ。その後ゲームフルハウスキスの生みの親、伊藤ディレクターが出てきてトーク。少しトークがあって、最後にまた依織様からのメッセージがありトーク終了。その後、望さんからＤＶＤ手渡し、握手（私したのかな〜覚えてない）、ツーショット撮影。軽い挨拶があり、終了〜全員写真撮り終わったのは１５時半ぐらいだったから２時間ちょっとだったと思います。 以下、順番めちゃめちゃですが、思い出せる限りのトーク内容を。 ＜２０周年を振り返るトーク＞ 【ドテラマン】 デビュー作。ひょんな事から当時の事務所に入って、ある日事務所から「このオーディション受けてきて」と言われて行ったのがドテラマンだった。演技の仕方とか何がなんだか分からないままに収録をして、ＡＫＩＲＡ、トルーパーと、気が付いたらこの流れになっていた。 【ＡＫＩＲＡ】 大友克洋さんの漫画が原作のアニメ映画で、今でも凄い人気で海外とかでも評価が高い作品ですね。これは物凄く時間をかけて録った作品で、収録後に絵をつける方法のアニメだったので、この日にちょっと録って終わり、また別の日にちょっと録って終わり、みたいな感じで、その収録もマイクの前に立って、とかではなく、演出も大友さんがなさってて、広い空間にランダムにマイクが置いてあって、好きに動きながらやってください、みたいな感じだった。収録にとても時間がかかり、公開までが長かったので自分の仕事として収録した時期と公開時期が合ってないんですよね。岩田さんとはこの頃からの付き合いで、今でも仲が良く、頻繁に会うという事はないんだけど、久々に会うと、ああそういやあの時ね、みたいな話で盛り上がります。 【ＮＧ ＦＩＶＥ】で人気が出だすと、それまでは普通にラーメン屋さんとか入れたんだけど、段々と道で知らない人に声かけられたりするようになった。 【おぼっちゃまくん】 この頃は凄く忙しくて、月曜に３本のアフレコがあって、地方イベント行ってそのまま朝帰ってきてスタジオ入って収録やって、その後また別のスタジオで、３本目は夜７時とかからだったんですけど、いくら若くて体力がある、と言っても限界があって、収録中とか殆ど寝てました。で、最後の収録終わって打ち上げの時に、大御所の大先輩から怒られたんですよ。「君は収録中殆ど寝ていたね。それはけしからん。」と。「でも、君は自分の出番を間違える事はなかった。それは偉い。」と言われました。出番があるまではもう、こ〜んな（首をこっくりこっくりさせる）なんだけど、出番になったらパッと起きてマイク前に行って、また席戻るとこんな（上記と同じ）で。 【１９９９年の夏休み】 女性が少年を演じる実写映画の吹き替えで、音声の収録も映画の撮影所まで行っていて、電車で２時間もかけて通うのが辛かった。当時一緒だった高山みなみちゃんとはその頃からのつきあいで、「あの現場体験したらもう何が来ても怖くないよね」って話していて、今でも会うと「あの時は大変だったよね〜」って話になる。 【ここはグリーンウッド】 原作の那須先生がＡＫＩＲＡのファンでキャストがほとんどＡＫＩＲＡと同じだった。 【ビバリーヒルズ高校、青春白書】 凄く長い間続いて、人気の高い作品。 今でも再放送してますね。 僕のやった作品の中でも一番知名度が高くて、 例えば誰か、新しい人に会った場合とかは、 「ご職業は？」「声優です」「どんな役やってるんですか？」 と話の流れとして絶対そうなるわけで。 ここで、アニメの作品とか言うと、 「・・・そうなんですか〜。」 となるんだけど、 「ビバリーヒルズ青春白書です」と言うと、 「ああ！！」とね、分かってもらえる。 最初やってた時は、まだデビッドは一番小さくて、 みんなの弟分みたいな感じだったんだけど、 話が進むにつれてどんどん成長してあんなゴツイマッチョになっちゃってね〜。 それをこんなやわそうな人が演じてる、ってんだからね〜。 よく冗談で「アレまだ望がやってんの？変わったんじゃないの？」 なんて言われました。 （質問の内容が、その中の人物となるなら誰がいいですか？ みたいな内容で。） これは僕が他の人を演じるとしたら、という事ですか？ それとも、ビバリーヒルズの登場人物になるとしたら、という事ですか？ ・・・まぁ後者と受け取って、 誰になるとしたら、か〜・・・ん〜・・・みんな嫌だな〜。（＾＾；） だってみんなそれぞれ問題抱えてるし、誰になっても大変そうじゃん・・・。 デビッドも薬物中毒になったりしてるし。 でもその中で、としたら・・・やっぱデビッドかな〜。 それでドナちゃんと結婚します。 【ＭＯＮＳＴＥＲ】 浦沢直樹さんの作品で、原作がしっかりしててとても面白くて、 僕はヨハンというキーパーソンの役だったんだけど、 その役をもらった時に、どのように演じようかと色々考えてたんだけど、収録になったら、それは僕が考える事じゃなかった。 スタッフや演出家の間で、ヨハン像というものがちゃんと出来上がっていたので 、それに忠実に演じていった。 アニメも凄いしっかりした作りで面白くて、やりながらね、うわ〜これ来週どうなっちゃうんだろう〜って、 こっちもハラハラしてたんだけど、先に原作を読むことはしないで、アニメが録り進んだらそのあたりまで原作読んで、という事をしていました。 これは自分も視聴者として楽しんでいました。 【blood＋】 これはね〜。僕はカールという役だったんだけど、変な人でね〜。いや変だけじゃなくて、可哀想な人なんだけど。こう、登場人物がみんなカッコイイんだよ。作品もクールで登場人物もみんなカッコイイ中、なんか一人だけ浮いてるし、喋り方変だし、空気読めないし。「レッツダンス！」とかね〜。ご臨終して、僕の出番が終わった時にね、主役の喜多村英梨ちゃんに言われたんだよ。「大好きでした〜。変態仮面。」いや、確かに変態仮面なんだけど、僕に向かって言われると・・・。 【朗読会】 最近朗読の仕事があって、こないだの「世界の終わりという名の雑貨店」ひたすら２時間朗読した。できるのかなぁ〜と思ったけど、ちゃんと２時間読めて良かった。それから「おはなし読み聞かせ」は子供相手に読むという内容で、不安だったけど、ちゃんと子供達が最後まできちんと聞いてくれて、ちゃんと届くんだ〜と関心しました。 【おでんくん】 ”本上まなみ”さんは美人だけど”おでんくん”。他の現場でもうっかりおでんくんが出てきてしまうらしいです（笑） 【フルハウスキス】 依織は普通の選択だとクリアできない。ＯＫだと思っても、ずいぶん先になってから選択が間違っててやりなおし〜とかあって、本当に難しい人物です。（ラプリンスの中では誰と気が合いそうですか？という質問に対して）友達になるなら一哉。依織は苦手ですね。 （望さんから会場へ、「処女雪のコテージを買った人〜」という質問に意外と少ない反応）３枚組でランダムに物語が入っているというシステムを説明した後、「私ももやってみたんですけど、ＭＰ３を再生する機械がなくて、ＣＤを順番に入れ替えて一生懸命聞きました」 と、こんな感じで年代順に細かく思い出を語ってくれました。他にも、トルーパー、ＮＧ ＦＩＶＥ、桃太郎伝説、チンプイ、２１エモン、源氏、アーシアン、うしおととら、ＢＡＳＡＲＡ、幽遊白書他にも書ききれない程、過去の作品についてひとつひとつ、エピソードをお話してくれました。そして、 「クリスマスという事で、この人がクリスマスメッセージを 皆様にお届けしたい、という事で 来てくれました。 松川依織さんです」 ＜松川依織クリスマスメッセージ 生アフレコ＞ 会場内のスクリーンにフルキス２の依織のゲーム画像が映し出され、 ＢＧＭもゲームの音楽。 手にした原稿を持ちつつ生アフレコ。 原稿とスクリーンを交互に見ながら片手にマイクを持ちつつ、 椅子に座ったままアフレコしてました。 「その服、僕の為に選んでくれたの？可愛いよ。」 「今日はイブだから３人とも出かけたよ。なんて僕が追い出したんだけどね。３人とも明日の昼まで帰ってこないよ。今日は素敵な思い出を作ろうね。」 ふたりの思い出を語りながら「君には、随分風呂場を覗かれたよねぇ・・・（怒り混じり）」 などなど。 （これがいわゆる「萌え」なんだと実感した瞬間（爆）セリフは部分的にしか覚えてませんで、ストーリーが繋がらなくてごめんなさい） ＜フルハウスキスの生みの親、伊藤ディレクター（美人）とトーク＞ 伊藤さん「今回、望さんのトークイベントに呼んで頂いて、何を話そうかと思ったけど、私から見た望さん、という事で、３つ、お話しようと思います。 まず一つ、現場での集中力が物凄い。依織は、あの通り、複雑なキャラクターですが、こちらのどんな要望にも応えて くれるんですよ。ここはもうちょっと、こういう感じで・・・ とか言うと、そういう感じにしてくれるし、同じ台詞で何度も録り直しになってもその度に あ、ここはさっきよりも優しさを出してくれてる、とか、 さっきよりも怒りが出てきたな、と、微妙な感情のニュアンスを変えて出してく れるんですよ。なのでこっちもどんどん要望が高くなってくるんですけど、望さんはそれが出来る人なんですよ。」 望さん「何故、僕が出来るか分かりますか？」 伊藤さん「・・・？（＾＾；）」 望さん「出来るまでやらされるからです！！」 伊藤さん「（笑）いやぁ、やっぱね、望さんがきっちりやってくださるので、こっちもどんどん注文が多くなってっちゃうんですよね。（＾＾；）」 望さん「そう、依織の台詞って、やたらと注釈が多いですよね。台詞が書いてある後に、カッコしてここはこういう感情で、とか。台詞よりもカッコの状況説明の方が長かったりしますよね。（笑）」 伊藤さん「そうですね。ここは自重（自嘲？）気味に言ってください、みたいなね。 （笑）」 望さん 「自重気味、って指定多いですよね。」 伊藤さん「あんまり表に出さない人ですからね。」 望さん 「台詞の後のカッコで、「ここはこういう感じで。望さんなら出来る！」とか書いてあって。（笑）」 伊藤さん「何ていうかこう、私の中では、望さんと依織って、重なる部分があるんですよ。」 望さん 「そうですか？そうかなぁ・・・」 伊藤さん「だって、収録現場で、休日何してました〜？って聞くと、「いや〜、一歩も外に出ないでずっと読書してました。」とか返ってくるんですよ！？普通ありませんからそんな事！ まぁ、そういう部分も、依織っぽいかなぁ、と。だから望さんなら出来る！って、どんどん注文が多くなってくんです。ここは凄い怒りが渦巻いてるんだけど、それをちょっと隠しつつ 自重気味に、みたいな。」 望さん 「最近は怒ってるの多いですよね。ＣＤなんかでは、 けっこう怒ってたりしますね。」 伊藤さん「普段がけっこう柔和な分、怒りを出した時の望さんの演技の変わり様が面白くてね、つい怒らせたくなってしまうんですよ。」 伊藤さん「二つ目は、現場の雰囲気をとても良くしてくれるんです。何か、収録終わったらみんなでワーっと飲みに行く、という感じではないんだけど、望さん自身は聞いたことないと思うけど、他のラ・プリンスの役者さんからも とても慕われてるんですよ。」 望さん 「えぇ！？そうなんですか！？」 伊藤さん「実はそうなんですよ〜。望さんには言わないと思うけど、凄く良く話を聞いてくれるとか、 相談に乗ってアドバイスしてくれるとか、望さんは佐々木望という世界を持ってて、そこが凄いとか、尊敬されてるし、「兄貴」と呼ばれて慕われてるんですよ〜。」 望さん 「兄貴・・・？聞いたことないですね〜。何であなたに言うんですか。 僕に言ってくれればいいのに。」 伊藤さん「まぁ彼らもイイ大人ですからね。面と向かって言うことはないと思いますけど。」 伊藤さん「３つ目は、ファンの方の事を第一に考えてるんです。イベントをやった時にも、ファンの為にこういうのがあった方がいいんじゃない かとか、打ち合わせの段階から色々アイディアを出してくれて、自分のファンをとても大切になさっている方です。 望さん「作品のイベントの時には、僕のファン、とかではなく、作品のファンとして、そういう方々を第一に考えてますね。」 伊藤さん「そうやって、イベントやファンの事をとてもよく考えてくださるんですよ。なので、年明けの次回イベントも、皆様楽しみにしていてくださいね。役者がまだ決まってないのですが、いいイベントにしたいと思います。」 ＜二本目の生アフレコ＞ ２本目は依織様からむぎに、クリスマスのお話を聞かせてあげよう…みたいな話から始まって、 「クリスマスの日、お姫様は王子様に誘いを受けました。一哉王子、麻生王子、瀬伊王子・・・お姫様は彼らの誘いを悉く断って、胸に決めた只一人の王子とクリスマスを過ごしました。お姫様は、王子から、指輪をプレゼントされました・・・（指輪にキスして）メリークリスマス」（大幅に省略） （指輪にキスする所で、客席の方に向いて自分の指にキスするもんだから、鼻血が噴出しそうな勢いだった（爆）とは水輝さん談。私も同じくでした） ＜望さんから最後の挨拶＞ ２０周年を振り返るイベント、という事だったんだけど、でも忘れてる事の方が多いし、一人でトークってどんな事を話そうかと思ってたんだけど、けっこう話せるもんだねぇ。これ、握手会込みで１時間の予定だったんだけどね。（なんて言いながら、１時間半近くお話して下さいました） メリークリスマス。良いお年を！ ＜ＤＶＤ受渡し会＆チェキ撮影＞ 伊藤ディレクターとの対談含めて1時間以上お話して下さった後、ＤＶＤ受渡し会になりました。私、雛ぴは後半だったのでかなり待ちましたが、特に促される事もなくお話もできました。かなり時間がオーバーしているにもかかわらず、待っている皆も微笑ましく見守り、あたたかいほのぼのとした受渡し＆撮影会でした。 言葉はかなり適当です。こんな感じで〜程度です。今回もひたすら思い出した事を書き出した為、箇条書き的な部分と、話し言葉的な部分が混ざっていて、読み難くなってしまいました。また、今回もみゆみゆさん、そして４度目の再熱エピソードが読まれた水輝さんから、レポートをいただき、いつもでしたら色分け等させていただいているのですが、今回、望さんが折角深く、たくさんお話して下さったのに、なまじ分けると更に伝わりにくくなってしまいそうでしたので、一気にまとめてしまいました。大部分が水輝さんのレポートですｍ（＿）ｍ 行けなかった方達にも、少しでもイベントの空気が、そして望さんがお話して下さった私達の知らなかった過去の作品の当時のエピソード等が伝わればと思います。 望さんもとてもリラックスした感じで２０年を振り返って下さり、それをしっかり聞くことができ声優活動２０周年の今年最後のイベントを飾るには相応しいイベントでした。次は春のフルハウスキスのイベントですね。こちらの事も触れてました。チケット争奪戦が大変そうですが、伊藤ディレクターの意気込みを聞くと、益々頑張らなくてはと思ってしまいました（＾＾）フルキス万歳！ 協力：みゆみゆ、水輝さん Ｈｅａｒｔ Ｓｃａｌｄａｌ ホームへ戻る |